統計学集中講座

7月17日・18日(午前) 基礎統計編(シミュレーションで学ぶ基礎統計の再入門コース)
7月18日(午後)・19日 多変量解析編(豊富な実例で学ぶ多変量要因分析のテクニックとノウハウ)

講師:市原 清志(山口大学大学院医学系研究科 保健学専攻) 
   山西 八郎(大阪大学医学部附属病院 医療技術部検査部門) 
   佐藤 正一(千葉県救急医療センター医療局検査部) 
   山下 哲平(山口大学大学院理工学研究科 環境共生系)

■ 集中講座「基礎統計編」のご案内

 統計学は、研究をデザインする上で、また研究で得られたデータを解析する上で不可欠な手段となります。データ解析の中でも、特に有意差検定は、データから何らかの結論を導く上で、常に要求され、避けては通れない技術となっています。
 本セミナーでは、必要に迫られ日常統計処理を行っているが、 ⑴有意差検定法の理論的な背景を十分理解できない、 ⑵各種検定法の使い分けが分からない、⑶検定結果がデータ数に応じて変わることに疑念がある、 ⑷研究デザインにおいてデータ数の設定や対象の割り付けの仕組みが分からない、といった悩みをお持ちの方を対象として、多数の例題をもちいて分かりやすく解説します。
 実際には、統計学を正式には学んでいない方には、コンパクトな入門講座となるよう、また過去に統計学を学んだが理解があいまいな方には、総復習により知識を整理し理解を深める機会となるよう願って企画しました。
 特に、講義の最後1/3の部分(2日目)は、統計処理、特に有意差検定を行う上でよく問題となる、検定法の使い分け、多重比較ならびに多重検定に対する補正の考え方、研究デザイン時の必要データ数の設定法、データ数によって変わる有意確率Pの解釈などの話題について、具体的な例で解説を行い、日ごろの疑問にお答えします。
 なお、理解を深め実践力を身につけるために必須となるのが学習に使える統計ソフトの存在です。本セミナーでは、講師らが開発したStatFlexという汎用統計ソフトウエアの無料講習会バージョンを使って、有意差検定の使い方の実際と結果の解釈を学習し、その背景にある標本抽出理論を、分かりやすいシミュレーション機能をフル活用して体得していただきます。

■ 集中講座「多変量解析編」のご案内

 バイオサイエンスの研究は、大きく実験(確認試験)と調査(探索的解析)に分かれます。有意差検定は、実験的研究では重要な判断のよりどころとなりますが、調査研究では、常に多くの情報がからみ合うことから偏りが問題となります。
 さまざまな偏りの補正法がありますが、最もパワフルな手段が多変量解析です。近年の情報技術の急速な進歩で、PCと統計ソフトを使用することで、簡単に分析できる環境が整っています。しかしいざ使おうとしても、様々な手法が混然としており、その使い分けが難解で、お手上げという方も多いと思います。
また、多くの統計学書を見ても、日頃直面する問題に関する記述はほとんど見あたりません。
 多変量解析編では、まずバイオサイエンスにおける研究デザインを系統的に整理し、各デザインで生じうる偏りの事例を多数例示します。講義では、その制御に威力を発揮する重回帰分析・多重ロジスティック分析・Cox回帰分析の3つの多変量解析手法を紹介します。そして、各手法を使うとなぜ偏りを制御できるのか、各回帰モデルをどう構築すればよいのか、などの基本事項を講師独自の図式で平易に解説します。
 続いて、実用上常に問題となる、変数選択法・ダミー変数の作り方・交互作用の調べ方など、実践的なノウハウを、身近な事例をStatFlex を使用して処理しながらお伝えします。これらの体系的なカリキュラムを通して、本講座から、多変量解析各手法の意味を深く理解し、探索的データ解析の実践力を養っていただけるものと確信しています。

● 会 場

東京流通センター 第2会議室
〒143-0006 東京都大田区平和島6-1-1
http://www.trc-event.jp/access/index.html

● 参加料・申込方法

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■ StatFlexのユーザの方、StatFlexを新規購入される方への受講料の割引について

StatFlexのユーザは、そのバージョンによらず、1ライセンスにつき1名、割引価格で参加いただけます。バージョン4〜6は、いずれも3ライセンスつきですので、ユーザは3名まで割引価格で参加いただけます。また受講後に新規購入された場合には、セミナー参加割引分に相当する金額を値引きして販売いたします(割引適用は受講後3ヶ月以内に限ります)。

【お申込み方法】

LinkIcon受講申込書に所定事項をご記入の上、FAX送信して下さい。

【お支払い方法】

銀行振込 株式会社アーテック 三菱東京UFJ銀行 城東支店 当座預金 口座番号:643792
振込手数料はお客様負担でお願いします

※ご注意※
期日間近の参加申込は必ず電話にてご連絡ください。
開催7日前以降の取り消しは、1日当たり1,000円、開催前日以降は、1日当たり3,000円の手数料をいただきます。

■ StatFlex講習会バージョンについて

StatFlexは1990年の初版以来、自動グラフによるデータの視覚化機能と、データシートの立体的な管理を特徴とする汎用統計ソフトです。バイオサイエンスの分野で必要となる主要な統計処理機能のほとんどを備え、すでに多数のユーザに培われ、安定したパフォーマンスを持ちSPSSやSASと同じ結果が得られます。本セミナーでは、昨年5月発売の最新バージョン(Ver.6)を、統計講習会用に調整した無料バージョンを用意しました。すべての基本統計機能・有意差検定機能、主要な多変量解析機能、統計学習用シミュレーション機能、検定に必要なデータ数の計算、乱数割り付け機能など、講習に必要な機能のすべてを無料で提供します。その利用期間に制限を設けていませんので、講習会終了後もそのままご利用いただけます。ただ、正式バージョンとの違いは、貼り付けデータサイズに制限(最大20列、データ数1000行)があること、入力したデータの保存、自動グラフのコピーや編集、一部の多変量解析機能の利用が制限されていることです。この講習会バージョンは受講者のみへの配布となります。